先週の5/23(木)OK-DEPOT物流センター(さいたま市見沼区)にて
第2回 passiv material勉強会 「断熱・調湿」セルロースバー徹底解説セミナーが
開催されました。(建築業界者様限定)
お越しいただきました皆様方、ありがとうございました。
当日はセルロースファイバーの講義(座学)だけでなく
プラントでの製造過程などもご見学いただきました。
その中で今回もセルロースファイバーの吹込み(施工)についても
ご確認いただく機会を設けていました。
施工デモを行うにあたり、下準備として
壁面を想定したパネルを用意していました。
(作成時)
このパネルは何度か使用しているため、セルロースファイバーを
充填したり、取り外したりも行っていました。
さて、表題の件に戻りますが
セルロースファイバーは新聞古紙を中心とした材料を粉砕し
吹き込む施工のため、なかには断熱材として壁面内に施工されても
動いたり崩れたりするのではないか?と思う方も多いかもしれません。
上記パネルにセルロースファイバーを充填してから
取り出す際の画像があるのでご覧ください。
表面のシート(不織布)を切り剥がした際の画像です。
ご覧のようにシートを剥がしても手前側に倒れたりすることはありません。
基本的には60kg±5kgで充填しているため、非常に詰まっており、
そう簡単には崩れたり、動いたりすることはありません。
(中心部の穴のように見える箇所は吹込みする際の穴で
サーモウールでふさいでいたため穴のように見えています)
例えば、内装仕上げ面(石膏ボード)が剥がれてしまったとしても
セルロースファイバーが崩れたりすることがないことを示しています。
あまり想定したいことではないですが、仮に家屋内部で火災が
起こってしまい、石膏ボードごと剥がれてしまった際も
セルロースファイバーは簡単には崩れることなく留まってくれます。
また、セルロースファイバーは非常に燃えにくい素材です。
燃え広がることを防いでくれますので、家を守る断熱材となります。
また、煙を出しにくいという点も安心材料になります。
断熱材は隙間なく!は断熱の基本です!
しっかり施工して快適な住まいを手に入れましょう!
建材事業部 外渉課 フセヒロシ